虫の絵2






一つ目はテントウムシです。
あまりにわかりやすい背中のデザイン、
改めて絵にしようとすると難しかったです。

これほどイメージの良い虫も珍しいです。
アブラムシを食べてくれる益虫、しかも背中の模様が赤地に黒丸デザイン。
そのまんま小物のモチーフに使えそうです。
赤地に白丸だとベニテングタケですね、
あちらも猛毒ながら愛されています。
もしテントウムシが野菜を食べる害虫だとしても
デザイン性で許されていたかも、、です。

春先、成虫のまま越冬するので
暖かくなるとすぐに目にすることができます。
さっそく捕まえて数日間飼育してみました。餌のアブラムシも野原に行けばいくらでも手に入ります。

飼育して数日経つと、飼育ケースの中で卵を産みました。
ふ化を待ってみましたが何日たっても孵りませんでした。
どうも無性卵だったよう、、。




二つ目はキベリヒラタアブさん。

正直、ハエ、アブ、そして蜂の見分けってつきませんよね。
アブもハチと一緒で刺すイメージがありますが
花に集うアブや蜂には、私は刺されたことがありません。
刺されたのはアシナガバチですね。
クマバチやミツバチも含めて花に集う虫たちは
おそらく花しか見えていないと思います。

今日、4月16日に写真を撮影して描きました。
この時期はまだチョウやバッタなど幼虫の姿の虫が多くて
草はらに行くと多くのハエやアブに出会います。
中でもヒラタアブは体がきれいな黄色で
黄色いタンポポによくお似合いの景色を作ってくれます。

調べてみたら幼虫の食べ物がアブラムシだとか、
それでテントウムシの多い、同じ草はらにいたのですね。




最後は「虫1」にも登場したアメンボウ。
4月の末に行いますライブペイントで題材にする予定で
この後も何度も描く予定です。

気づけばアメンボウはさほど昆虫として意識をしていなくて
競合する他の虫もいなくて
独特の地位を築いていると思います。
あちこちで見かける割には2〜3種類しかいない様で
人間に危害を及ぼさないので看過されていますが
相当に「水たまり界」をのさばっていると思います。

そんな無視されがちなアメンボウの絵を
今年は描いてみたいと思っています。

2013年4月16日 18:05:25









虫の絵1







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