虎は上半身が発達していて
肩から胸の厚みが一番深い、と体格で書きました。
その特徴の一つに背中に盛り上がる肩甲骨があると思います。
猫でも肩甲骨の盛り上がりは見られますが
虎のほうが特に発達しているようで
ポーズによってはボコっと盛り上がっています。
ライオンも同じようにあるのだと思いますが
ライオンは首から肩にかけてタテガミがあるので
さほど目立たないのでしょう。
次の項にも書きますが
虎は狩をするときに前足を武器に使います。
そのため上半身、肩が発達したのだと思います。
この肩甲骨も、頭が肩よりも上に上がっているときは
さほど目立ちません。
その分頭か胸までの深さが倍増されます。
相手を伺ったり、忍び寄る時など
頭を下げると途端に肩甲骨が目立ちます。
また、前足を後ろに引く動作をすると、より盛り上がるので
どちらの足が前に出ているかで
盛り上がる肩も変わります。
そうした事を気にしながら
参考にする写真を見ると
より特徴がつかめるかと思います。