虎の色


虎の最大の特徴はなんと言っても黄色地に黒の縞模様です。

様々な物体にこの模様を施せば、
それは虎を表わす物になると思います。

墨一色で描く場合、色が付かないので
その時点で大きなハンデになりますね…。
虎に見えないな〜、と思っても
黄色の彩色をすれば「虎じゃん」となって
模様効果の絶大さを実感することになります。




縞模様はほぼ全身にわたり、
色のついていないお腹部分にも縞はあります。
尻尾の先にも縞はありますが、手、足の先には縞模様はありません。

また、アルビノ(白色化)の虎は黄色い部分が白くなるだけで
黒い縞模様は白くなりません。


虎の黄色は、真黄色よりはすこし濁った黄土色に近いです。
所々濃くなっていて茶色や、赤っぽくオレンジに見えることもあります。

色が特色となる理由のひとつに
似た動物が多い、と言うのもあると思います。

実際に見れば大きさなど違いが分かりますが
ライオンのメスやジャガー、身近なネコなどと
骨格や身のこなしなど殆ど変化がありません。
形的な特徴で、虎と判別させるのは
絵としては高度な事だと思います。
それよりも「色と柄」だけの方が虎としての信号を
送りやすいのだと思います。

虎の描き方
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