へびの頭〜うろこ2


前項では正面から見たうろこの描き方を紹介しました。

以下では横から見た顔のウロコです。


最初に目の位置を決め、
目の上のウロコから描いていきます。

次に中央の五角形のうろこをいれ、
その前後に鼻先のウロコ、脳を守るうろこをくわえます。
鼻先ウロコと脳ウロコは中央に線が入るので
これで蛇の顔の角度が分かりやすくなります。



では実際に写真を見ながら絵にしてみます。

私の絵に絡まるアオダイショウです。

ウロコの各形は分かりやすく「五角形」「ひし形」と説明しましたが
固体によって形は異なるので
写真などを参考にしてください。

目の上のウロコとウロコの間に
五角形に近いうろこがあるのが分かると思います。
そしてその前後は中央で分かれる二枚のうろこで構成されています。

この顔に縦に入る線を入れるだけでも
それっぽく見えます。


こちらはヤマカガシの横顔。なかなか精悍です。


頭上部分のウロコはあまり見えませんが、
目の上のウロコを中心に書き加えてみます。
頭上以外のウロコは整列するように
あごに向かって並んでいます。
頭前方部分以外のウロコは急に細かくなります。


これはヤマカガシを後ろから見たところ。



目の上のウロコ、
それに続く脳を守るうろこが確認できます。
ヤマカガシは模様も複雑なのでうろこの作る線と混ざりがちです。

基本的なウロコの配列を頭に入れておけば
それを使って勇ましくしたり、
あるいはやさしくしたりとアレンジも出来る様になると思います。



ウロコは必ずしも全て細かく必要はないと思います。
ほんの少し線を入れるだけでも効果的です。

描くイラストに合わせてアレンジしてみてください。


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