へびの頭〜うろこ


へびの頭を描くに当たって
無視できない線があります。
それがウロコです。

ただ、ウロコはあまり細かく描き過ぎると
気持ち悪いと感じる方もいるので
その描き方は思案どころです。
実際私も、お仕事用に描いた蛇には
ウロコを一切入れませんでした。

ただ、ここでは蛇を絵にするに当たってのノウハウを紹介する場なので
ウロコの描き方を説明しておきます。


ヘビは全身がウロコに覆われていますが
頭だけは他の部位と違い大きな、分かりやすいうろこで覆われています。
これは
うろこの隙間を少なくして敵の攻撃を避ける。
〜体部分は思いのほか、皮を延ばすとウロコ同士に隙間があります。
隙間がある事で自由な動きを可能にしているともいえます。
また、
固くて大きなうろこで頭を守る。
〜大きなうろこはまるでヘルメットの様です。
うろこの下にはすぐ頭蓋骨があり、一番の弱点を守っているものと思われます。

理由は推測に過ぎませんが、、
ともあれ頭部分大きな特徴を見逃すわけにはいきません。

それでは干支の題材になりやすい
ナミヘビの頭のウロコの描き方を紹介します。
分かりやすいように正面から見た図です。


まず最初は眺めの五角形から始まります。u



その両サイドに目の上のウロコを描き加えます。
眉毛のような形にも見え、
縦長のひし形の様にも見え。


その下に、鼻筋のウロコを加えます。
鼻筋はちょうど真ん中に線が入っているので分かりやすいです。


その下にさらに小さめの鼻先のウロコ。



最後に脳を守る一番大きなうろこです。
これも中央に線が入り目の上のウロコに似た形をしています。



目から下、あご部分はほぼ同じく
レンガ状にうろこが並んでいます。

是非、参考となる写真を見ながら
確認してみてください

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