ヘビの頭部分の模様に付いて書きます。
(絵にする上での特徴として上げています。
自然のヘビの判別には決して用いないでください)
ヘビの模様といえば、当然種によって異なるので
総論として語る事は難しいと思います。
なので干支のヘビとして題材になりそうな
三つのヘビを取り上げてみます。
まずアオダイショウですが
これといって模様のないことが多いです。
それでも眼上の骨が出っ張っている事から
眼の周囲が多少陰になって見ることがあります。
また、あきらかに目からエラにかけて
色素が濃くなっている個体もあります。
次にシマヘビ。
これは非常に分かりやすく目からえらにかけて縞模様の筋が入っています。
そしてヤマカガシ。
ヤマカガシも目からエラにかけて線が入りますが
更に目から下あごにかけても数本、線が入ることがあります。
まるで手塚治虫さんが描くギャングの表現のよう。
この模様が表情のないヘビの中ではなかなかのアクセントになっています。
この線はない個体もあるし、
幼蛇では特に見えないことが多いです。
また、白ヘビと呼ばれる
アオダイショウのアルビノの場合でも
目の後ろにオレンジの線が入ることが多いです。
いずれにせよ、この三つのヘビに関しては
目からエラにかけて何かしら色素が濃くなっている傾向がある、と言えると思います。
はっきりとヘビの種類を特定するまでもなく
なんとなく、目からエラにかけて濃くしておくと
ヘビらしい模様になるのではないかと思います。
他のヘビ、
また、ヤマカガシに付いては他にも複雑な模様を持っているので
それらに付いては蛇の種類で説明したいと思います。