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牛の描き方

牛メニュー

横顔     髪型 体型 お腹  前足 後ろ足 お尻 おっぱい


一ヶ月以上にわたって集中的に牧場へ行き
色々と細部にわたり観察をしたのでこれまでの干支以上に深く
牛を知ることが出来ました。
仕事が終わればすぐに忘れてしまい勝ちなので
この気持のまま、知ったことを書き起こしておこうと思います。

牛のイラストを描く機会のある人に、
適当な牛は描いてほしくないなぁ…と言う
変な気持ちが生まれてしまいました…。



※各メニューで紹介している牛の形は、
絵描きの眼から見たもので
学術的な牛の形態学とは関係がありません。
必ずしも正しいものではありませんよ〜、と言うことです。

こちらで紹介した内容は
簡易冊子にして販売しております。
 

本を希望される方には郵送いたします。
のメールアドレスまでご連絡下さい。



牛のおっぱい


さて、最後になりましたが牛の最も注目すべき場所。
乳牛のおっぱいです。
今飼育されている乳牛は、全て乳量の多い選抜エリートの子孫ですから
莫大な乳を毎日搾り出す牛さんたちばかりです。
そのおっぱいは、ぶら〜〜りと垂れ下がる物もいれば
案外に引き締まったおっぱいの方も…。
パンパンに膨れて入選が血管のように浮かび上がっている牛さんもいます。


おっぱいの大きさや形によって、足やお腹の体型が変わる事はなく
おっぱいのない牛を描いて、足とおなかの間に半円を付け加えれば
おっぱいが描き上がります。
乳頭も一つ二つつけましょう。
この乳房は後ろから見ると二つに分かれて人のお尻みたいな形になります。
乳白色で産毛が生え、薄い色の桃の様です。



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牛のお尻

牛のお尻、と書きましたが
どの部分がお尻か悩むほど、牛のお尻は貧弱です。
あのたくましい後ろ足も、後ろに廻ってみると驚くほど厚みがなく
二本の足は殆ど隙間なく真っ直ぐにスラリ、と立っています。
お尻と思わしき所にはごつごつした骨があるのみ。
「牛のお尻の肉」とは聞いた事がないはずです。
お尻を下にして座ることのない牛さんには
ふくよかなお尻は無用のようです。

そのお尻の一番上の部分から尻尾は生えています。
背骨の終わった位置からぴょこん、と跳ね上がるように生えて
ざんばらな筆の様な先っちょが下に垂れています。
かなり自由に操れるようで、常にブランブランと振り回しています。



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牛の後ろ足

牛の後ろ足は、実際に見るまではさほどイメージがなかったのですが
見てみると意外なほどに特徴を持っています。
まず、普段目にする乳牛ですと腰のでっぱりがかなり隆起しています。
「あんな形していたっけ〜」と口にしてしまうほど。
未経産の牛ですと、さほど出っ張っていないので
出産を繰り返して徐々に腰の骨が発達して隆起するのだと思います。

私は最初は母屋から離されていた1年未満の乳牛をモデルに描いて、
その後は和牛をモデルに描いていたので
ホルスタインを見たときはこの出っ張りに美しさに目を奪われてしまいました(^o^)

そしてこの腰骨から後ろ足が生えているのですが、
胴体に密着している部分は、殆どどこが腿でどこが膝なのか判別が付きません。
この形を理解していないと、絵の中で牛を自由に動かすときに
足がどう言う形に変化するのか想像できません。
胴から伸びた足は後ろに折れ曲がって、「>」の字になっています(左頭)。
この「>」が膝のようにも感じますが、ここは人の足で言う「かかと」になります。
つまり膝はその一つ上の胴脇の部分。
普段は密着して胴と一体化していますが、後ろ足を上げておなかを掻いたり(まぁ、器用に)すると
膝の形がよくわかります。
(↑あ、、この絵が欲しい所ですな)

やばい、、長い…
本にしたときに絶対半ページに収まらない。

後ろに出っ張った踵から足にかけては、筋肉は殆ど付かず
骨と筋だけの綺麗なストレートラインの足が拝めます。
特にホルスタインや、ジャージなど渡来牛の足は長くて綺麗(人と同じかね〜)。
牛と言うと大きな胴体と反比例して足は短いイメージがありますが
乳牛の後ろ足は以外にすらっとしている物です。

足の指は前足と同じく2本指で支えています(前足の項参照ね)。


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牛の前足
牛さん、今日は前足についてです。
動物の足ってなんだか前に折れたり後ろに折れたりしてて
人間と違う風ですよね。
4足歩行の動物はみ〜〜んな爪先立ちなんです。
豚も馬も、最後の関節から先は人間で言う手のひらに当たります。
手首だから前にも後ろにも曲がれて
それで不自然に見えるんですね。

前足の位置は、背中が一番盛り上がっている所の真下、
ここに肩甲骨があって前足が生えています。


足の先は二股に分かれていて蹄が付いています。
よ〜〜く見ると分かれているのはひづめだけでなく
根元の方も二本に分かれているのが分かります。
二本指の付け根の裏側に退化した親指と薬指が、肉球のように付いています。
結構大きくてはっきり見えるので足の後ろ側が見えるときは
必ず描かないとやばいです。

また、前足は前から見るとちょこっと内股です。
さりげなく意識して内股に描くとそれっぽいです。




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牛の首

今日は牛の首です。
牛の首は、馬や鹿のように胴体から上へは伸びず
前に伸びて首を浮かせています。
上へ伸びていれば、体重と一緒に骨で支えられますが
前へ伸びているので、筋肉だけで頭を支えなければなりません。
ですので、牛の首は太いです。

そして、もっとも自由に動かせる部位でもあると思います。
上下左右、真後ろも向くことが出来ます。
その為、首の付け根にはしわが寄っています。

顔とほぼ同じ太さの首が、耳の付け根辺りを中心に胴体へと繋がっています。
頭の幅より下の首の部分は脂肪が垂れ下がっていて
ここの形は牛さんによって様々です。

牛の顔が正面を向いているときは、
顔に隠れて首は見えないことが多いです。
そんな時も、付け根のしわだけでも線を入れておくと
首の太さを思わせる絵になります。



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牛の胴体


牛さんのお話、今日は胴体です。

動物の胴体を描くとき、どこから描くか、、、
人それぞれですよね。
私は背骨から描きます。
その一本の線が体全体の方向や角度を決めると思っています。
次に肩の位置と腰骨。これはそれぞれ前足、後ろ足の場所を決めます。

そして、牛さんの大きな特徴、
牛を牛たらしめるもの,それが大きなお腹です。
牛にはご存知のように胃が四つあります。
その中で人間と同じ、物を溶かすのは最後の4番目の胃です。

牛は、他の動物では栄養を取れない枯れ草を栄養に変えることが出来ます。
荒地に牛がいれば、人間は何も収穫できなくても
牛が草を食べ、牛乳を生産してくれるのです。
それは、第一胃に住む微生物によって草の繊維を栄養に変えているからです。
(「牛と日本人」津田恒之)
この第一胃は体重の約3/1あるそうで、成牛ですと小錦がまるまる一人入る大きさになります。
つまり、牛とは「草を栄養に変える胃を持つ生物」なのです。
あの大きなおなかは肥満ではなく、「草養装置」が入っているのです。

バイクは「エンジン」にタイヤをつけて人が乗れるようにしたもの。
牛は「大きな胃」に手足と取り入れ口(顔)をつけたものと言っちゃいます(私が)。
手足と大きな胃、これが牛の胴体です。



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牛の体格

牛のお話、いよいよ体に入っていきます。
その前に、
日本で簡単(?)に見られる牛
ホルスタインと和牛の体格の違いを書いておきます。
両方とも牛であることには変わりませんが
目にするホルスタインは全員メスで、経産婦であることが多いです。
雄と雌では、雄の方が筋肉で丸っこく、雌の方が骨ばる、と牧場の方が話していました。

また出産を繰り返すためか、ホルスタインの腰骨は「え?」と驚くほどに隆起しています。
若年のホルスタインではさほどでもありません。
そしてお腹に負けないくらいの大きな乳房を持っています。
そのため、上半身よりも下半身の大きさのほうが目立ちます。

和牛は、実はオスメス混同です。
雄の方が筋肉が付きやすいようですが肉が硬くなる傾向があり
雌の方がお肉の味はいいと言われているようです。
なんでも松坂牛は全員メスなのだそうです。
ホルスタインと比べると肩幅が広く、
上半身の筋肉の体積が大きく、重心も前にあるように見えます。

ホルスタインを描くときは下半身を大きく、
和牛は上半身を大きく書くと雰囲気が出てきそうです。




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牛の髪型

牛は全身を毛で覆われていますが
頭の部分は硬い毛が立っていて、ちょっと髪型っぽいです。
和牛はさほど目立ちませんが
ホルスタインの方は明らかに髪型っぽく毛が生えています。
ジャージー牛は毛並みが短いので頭の毛は特に目立ちますね〜〜。

この硬い毛は背中の方まで続いていて
首の付け根の肩甲骨辺りでぴんぴん撥ねている事が多いです。
この頭の毛は絵を描く際にとても便利で
容易に「擬人化」することが出来ます。
私はあまり好きではないので目立つようには描いていません。





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牛の角


牛の顔を、少しスマートに描こうとすると
途端馬に似てきてしまいます。
牛と馬の顔の違いは鼻であったり、顔の長さであったりしますが
ひとつ目に見えて違うものがあります。
牛には角が生えて、馬には角が生えてきません。
馬に角が生えてきたらユニコーンになっちゃいます。
しかも一角だし。


私も牛の絵を描くときに記号のように角を書いています。
「これは馬でも羊でもなく、牛さんですよ〜〜」と言う記号です。
ところがこの角、目にする牛どれにでも生えているわけではないです。
特にホルスタインなどの乳牛の場合、危険を避けるためか
角は切って飼育していることが多いです。
ちなみにこの角、男女の差なく生えてきます。
ホルスタインの場合、体の柄で牛とわかりますが。
和牛の場合は角が目印になります。

角の中には骨が通っていて、
表面はつめと同じように皮膚が硬くなったものに覆われています。
角の先端は檻でこするためか磨耗して黒光りしています。

角の生えている位置は、頭の一番高いところ。
角の生え際を頂点として首の付け根に線が下っています。
(耳の項、写真参考です)

角の形はまさに千差万別、一頭一頭違います。
での年々形は変化していくので個体登録には使えないのでしょうね。
一年目は芽が出るほどで
2年目で横に伸び。
3年目で横から更に変化していきます(肉牛のみ観察)。




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牛の耳


牛の顔を描くときに、目の位置や角は気にして描くのですが
耳はあま〜〜り意識しないで適当に描いても問題なく描けちゃいます。
目より下にあったら変だし、角より上にはありません。

でも、角度を変えて、後ろから見たときや
上からの構図で描こうとすると、
「あれ?どこにあったかな…」なんて迷っちゃいます。


牛の耳は真横から見ると、若干角よりも後ろ(首に近い方)に生えています。
通常は前倒しに耳を向けているので
耳本体は角よりも前に出ていますが生えているのは角より後ろです。

内耳には上から下へ、牛一柔らかい毛が生えています。
触ってみたいけど触らしてくんない。
で、この毛を使って筆が作られているらしいです。
今度探してみよう♪
後ろへ大きく動くので、前を向いているときは付け根にしわが寄ってます。
これを意識して描くとちょっとリアルになります。

ホルスタインの顔は正面から見ると、かなり細身ですので
耳がやたらとでかく見えます。
同じ乳牛のジャージー種は目も耳も大きくて
かわいらしい顔をしています。




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牛の鼻


比較的鋭角な線で構成されている牛の顔の中で
鼻だけは緊張感無く丸みを帯びています。
それもそのはず、ここには骨は通っていません。
人間と同じね。

牛の正面顔を単純化すると、
四角い顔に横に広い楕円をつけると簡単にかけます。
ホルスタインは顔幅が狭いのでそのまま。
和牛は少し額が広く目周りも盛り上がっているので
死角よりはひし形に近いかも。

牛は全身が毛で覆われていますが
鼻先だけ肌が見えて、ちょんちょん、と毛が生えています。
なので却って髭みたいに目立つのね。

ちなみに鼻先の肌の模様は一頭一頭違うみたいで
人間の指紋のように登録の際に使われています。





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牛の目




牛の描き方2 は目です。
描き方、と言うか特徴ですね。

牛の目は飛び出ております(笑)
間近で見ると、眼球の半分くらい外に出ています。
ちょっと怖いです。
横顔からちょっと顔を振ると
向こう側に目だけ飛び出て見えます。

で、まぶたがいつも4/1位降りていて
白目の後ろ側が隠されています。
なので前を向いていてもいつも後ろを見ているような目に成ります。
本気で前を向くとようやく白目が後ろ側にちょこっと見えます。
まぶたには長いまつげが付いていて外側にピン、とはねています。

目の上下にはがっちりと、
上には丸みを帯びた大きな骨が
下には人間の頬骨の様な鋭角の骨とで囲まれていて
牛の顔上方の形を特徴付けています。

牛メニュー





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牛の横顔

牛を「線」で書くときに見える形は、色々な要素から出来ています。
ひとつは骨格、ひとつは筋肉、そしてもう一つ脂肪です。
それぞれ骨が一番硬く、次に筋肉、脂肪が一番やわらかいです。
牛の顔で言うと、目の周りと鼻筋が骨によって作られる線です。
それに角もですね。

目の下から顎にかけては
目を支える骨格があり、その下には
口を横に動かず大きな筋肉が盛り上がっています。
目から鼻にかけては綺麗に鼻筋が通っていて
鼻近くには、鼻の穴を動かしたりあごを動かしたりする
細かい筋肉が鼻筋に沿ってあります。
顎の大きな筋肉は子牛にはまだあまり見られずに
年齢と共に大きく見えると思います。

鼻先は弾力があって毛が生えていません。
その為、産毛がちょろちょろと、かえって目立っています。
骨や筋肉の強い線と比べて鼻周りは丸みを帯び
下あごに覆いかぶさるように垂れています。
下あごはほぼ骨格の丸い線で形に個体差があまり見られません。
あごも下の線は脂肪と皮がぶら下がって付いているように見え
個体差によって形が大きく異なります。

※絵描きの眼から見た牛の形です。
牛の形態学とは関係がありません。

牛メニュー




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