馬の顔1



馬の顔と言えば、長い。
長い顔の哺乳類を描けばそれだけで馬に見えない事もないような気もします。
ですが、より実物の馬に似せようとするならば
どういう点に気をつけるといいでしょうか。


中でも一歩間違えると似てしまう、牛との違いはどこにあるのでしょうか。

どちらも非常によく似た骨格をしていて
ちょっとでも間違えると、牛に似た馬が描けてしまい
馬に似た牛になってしまいます。

牛の方が若干幅が広かったり
馬の方が若干顔が長かったり(やっぱ長いんだ)しますが
どちらも正面から見れば細長く、幅も狭く見えます。

ひとつ、大きな違うは鼻だと思っています。
牛の鼻は濡れていてピンク、そして鼻紋を取れるような平たい豚鼻をしています。
そのため絵にすると、長四角に丸い鼻でも表現できます。
一方の馬は、細さをキープしながら丸みを帯び、鼻の穴だけが大きくなっています。

これをイラストにすると、牛は目から口にかけての鼻筋が反り返るようになり
馬は丸みを帯びてバナナの様に表現できます。




顔全体で見ますと、目のある部分が一番幅が広く
そこから口元にかけて細く、
また登頂にかけても狭くなっています。



目の周りは多くの哺乳類同様、かたい骨で覆われり隆起しており
どの角度で描く時でも必ず線の変化が求められます。


目と鼻を結び線は、
骨のとおっている鼻骨部分は実にまっすぐで
側面などは血管や筋肉などで複雑に船が絡み合っています。
すべてを実線化するとごちゃごちゃしてしまうので
どれか目立つものだけでも線を入れると
口周りの表現になるかと思います。

鼻の穴や、口周りに比べると
骨によって形成されている鼻骨、
そしてアゴのエラ部分はかたい骨の線なので
ゆるぎなくはっきりとした形が捉えられます。



正面近くから描くと、
鼻骨やアゴの線が姿を消し、細長さだけが強調される絵になります。

やはり目の部分が幅広く、上下に狭くなる形になります。
目の周りには骨を中心とした線で構成され
鼻先にかけては血管や筋肉の複雑な線が絡み合います。




アクセス解析