イノシシの描き方

イノシシの前足・後ろ足



四足動物の手足が
どこから生えているかわからない、と言う方いらっしゃいますよね。
人と同じようで、、同じでない
いや、本当は同じはず。
でも同じに見えないんです。

それは腕や足が身体から生えている感覚があるのですが
四足動物の場合、結構体の奥から生えているんです。




イノシシの場合、前足は体についているあたりに肘があって
少し毛が濃くなっています。
その下に肘から下と手首、
蹄のある場所は指先になります。

また、後ろ足は尻尾の生えているお尻のあたりから足が始まり
同じように体から生えているように見える辺りに膝があり
後ろに伸びている部分は踵になります



なのでこの前足が動くと
肘が後ろに曲がり、手首が前に突き出ます。
肘のあたりは毛がこすれるので
刷れた強い毛になります。

後ろ足はお尻から前に向かってももが動き
膝がお腹方向に突き出て
同じように毛がこすれるので
膝とお腹のあたりは毛が擦れて強い毛になります。

かかとは常に出っ張っており
逆に曲がったり真っすぐになったりはしません。



前から描く時も
体に即した部分に肘があるように描き
肘から伸びた先に手首、その先に筋肉の付いていない手のひらと偶蹄類なので二本指を描きます。

前から見ると後ろ足は見えづらく
踵から先が少し見える程度の事が多いです。


脛から踵〜足先は正面、あるいは真後ろから見ると一直線に見える事が多く
踵を意識せずまっすぐ描きます。




背後側から見ると逆に踵がやたら目立ちます。

お尻と腿のボリュームある筋肉(脂肪分の少ないもも肉、固めですよね)
お尻より若干下がった位置に膝の出っ張り、
さらに下がった逆の位置に踵が来て
踵以降は骨と筋だけで筋肉は少なく
直線的な形をしています。

手足は毛があまり生えておらず
黒い肌が直接見える事が多いです。




もどる

作家ページ