イノシシの描き方

イノシシの鼻


それではイノシシの顔シリーズ最後
最後はトレードマークとも言える、鼻です。



イノシシ、と言うよりも豚のトレードマークでしょうか?
正面を向いた鼻は他の動物と比べてあまりに独特。
まるで吸盤のようにぴったりと吸い付きそうな形状は
他の動物ではおおよそ控え目に映る鼻が
ほぼ顔のメインとして鎮座しています。
この鼻なくしてイノシシは語れないでしょう。




とはいうものの、あまりにもトレードマークすぎるので
敢えてここまでイノシシの鼻を意識せずに描いてきました。
あまりにこの部分を強調してしまうと
デフォルメが強い漫画の様な絵になってしまうからです。
実際に、イノシシの特徴である牙とこの鼻の穴さえ描けば
あとはまるで囲うだけでもうイノシシに見えるはず。

実際には、特徴がある、とは言ってもどの角度からでも鼻の穴が見えるわけではありません。
見える角度の時にそれとなしに形を捉えられていると
写実的なイノシシが描けると思います。

鼻の形は、象の鼻の先に似ていて
ややひし形、鼻柱、と言うか中央部分はまっすぐで
○穴のコンセントの様な鼻の奈奈の形をしていると思います。

鼻先部分には毛が生えておらず、
鼻筋には数本の皺が見えます。
イノシシの体は殆どが毛におおわれているので
皺が見えるのはこの鼻の根元だけだと思います。


イノシシは地面などに鼻をくっつけてクンカクンカ嗅ぎながら前に進み
食べ物を探します。
恐らく目よりも鼻で餌を探しているのだと思います。
もし鼻の穴があなたに向けられたら、、
あなたを食べ物だと思って見つめているのかもしれません。



もどる

作家ページ