イノシシの描き方

イノシシの牙


実はイノシシだけが持つ唯一の特徴、それが牙です。
あの大きな鼻は豚も持っていますが
豚には牙がありません。
つまり、豚鼻に牙を生やすと「これはイノシシですよ〜」と言う記号になります。



そして見た目にも、人間にも抗えそうな武器を持つことになります。
イノシシは首を下から上へ振り回しながら追突してくるので
自然、この牙が目標に刺さる事になります。
イノシシには追いかけられたくないな〜。



生えている場所はこれまで散々「ひんまがっている口」と表現してきた
鼻先から少し奥まった位置です。



知人から頂いたイノシシの口の骨があります。
人間と同じように前歯が左右に二本ずつあって、その後ろに牙となる犬歯があります。
すこし距離があるので口先よりも少し後ろに描くといいようです。

ちなみに絵の隣にある歯は上あごの犬歯で
イノシシによっては上の犬歯も外側に向かって生える事があるみたいです。

そう言えば東南アジアのバビルーサと言うイノシシは
下の牙が伸びすぎて回転して自分に突き刺さるそうです。
そこまでしなくても、、と思いますが
牙はイノシシのアイデンティティの様なものなのかもしれません。

試しに他の動物にもイノシシの牙を生やしてみる事にします。
これだけでイノシシに見えるでしょうか



牛はイボイノシシと言われればそう見えるかもしれません。
馬はやっぱり馬に見えますね。

では最後にクジラにも生やしてみる事にします。



そう言えば一角と言うはクジラは上あごの犬歯が伸びて角となるのでした。
あながちクジラでもいない事ないですね(ハクジラですが…)



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