東かながわYMCA保育園では昨年に引き続き
そして関内中央YMCAでは96年以来27年ぶりにチャリティーの似顔絵描きをしました。
YMCAでのチャリティー似顔絵描きは阪神大震災の時にボランティアに行ったことがきっかけです。
被災地で描いたスケッチの展示をYMCAの主催で開催して頂き
その際にチャリティーでの似顔絵描きを始めました。
その時はまだ墨で絵を描いておらず、鉛筆やペンのスケッチに色を付けるスタイルだったので
未だにこの似顔絵描きだけは当時にスタイルで描かせてもらっています。
関内中央YMCAでは震災のあった95年とあくる96年、
菊名北YMCAで96年、相模大野YMCAでも90年代だから途切れ途切れに
98年からは横浜のYMCAactで初めてなんと2019年まで22年間一年も途切れることなく続きました。
2020年と21年はコロナのため開催できず
22年に東かながわYMCA,そして23年に中央YMCAで新たに似顔絵描きが再開されました。
90年代訳もわからず描きだして
まさか20数年後も描いているとは思いませんでした。
どうせならずっと続けたいですね。
冨田さんが牛を描き続ける理由の一つの「人間の業」と言う言葉がありました。
遠藤先生にその意味を問われて出た言葉が、私が牛展を企画した時に感じていた事と全く一緒だったので不思議な感覚を覚えました。
牛に触れて、一緒に過ごして
その尊さに気付くとともに
この牛が分け与えている事をその場にいる人しか知らない。
この生き物がここにいる、と言う事を殆どの人は知らない。
そして知られずに死んでいく。
じゃあ知っている人が伝えるしかないじゃないか。
一枚でも多くその牛の絵を描いて人に見てもらおう
そんな思いから初めて牛展でした。
大体は「何で牛なの?」と聞かれるのですが
これはある一定期間牛と過ごさないと生まれない感情なのかも。
と言って私がそんなに一緒にいたか、と言うとほんの数カ月、
牧場の方に挨拶をして数日おきにお邪魔して
気に入った牛をずっと見て描いていた、と言う程度なのですが
今でもその姿は頭に残っていて
私のとっては急逝した永遠のアイドルの様。
この「いのちをうつす」と言う展示に参加されている作家さんは
みんな多分その繰り返し
出会ういきものを「つたえなければ」という衝動にかられて突き進んだ結果なのだと思います。
東京都美術館で1月8日まで
東京都美術館で開催中の「いのちをうつす」を見に行きました。
こちらで展示中の木版画作家の冨田美穂さんは牛展でご一緒させて頂いた方です。東大解剖学の遠藤秀紀さん(パンダ7本目の指発見・哺乳類学会理事長)と冨田美穂さんで「ウシと人間」と言うテーマのトークショーがあるので拝聴に伺いました。
冨田さんの牛との出会いと版画の題材とするに至る経緯、それに対する遠藤先生の自身の経験からひも解く解説お二人、分野は違っていても背中合わせと言うかものすごい近い所で同じものを違う視点で見ている不思議な関係。
遠藤先生は紋のの仕組みに興味があるそうで、まるで冨田さんがなぜ現在に至ったのか、話を聞くたびに解剖をされているようでした。
あっという間に前半の1時間が終わり後半は来場者の質問に答えるコーナー。看護学校の生徒や水族館の職員の方から仕事に対する価値観や「おいしい」と「かわいそう」の共存・境界など正直アーティストに応えさせるには難しすぎる内容が続きましたがお二人とも地に足の着いたお答えでゆるぎないものを感じました。
最後は「牛と人間のこれから」これも当たり障りない答えではなく現在の牛と人間の核心部分に触れているお二人だけにこれ以上の品種改良や効率化の重視は避けてほしい、と言う一体会場にいる何人がこの部分の問題について知識があるのだろう、と言うお答えを発信されていました。生き物を対象にして絵を描く身として本当に大事なことを伺った気もするしなかなか考えない内容のお話もあり大変貴重な時間を過ごさせて頂きました。牛写真家の高田さんと八王子の磯沼牧場の磯沼さん、藤田さんとご一緒してお話伺えたのも良かったです。写真は磯沼さんが撮影してくださいました。
すべてのリアクション:43Yoshiko Onda、Masumi Matsuda、他41人
大國魂神社秋季例大祭「くり祭り」にて
献灯画奉納いたしました。
JPALでご一緒している菅さんにお誘い頂き
今年で3年目になります。
毎年お声かけ頂いたているアーティストの皆さんとお祭りを周るのが
楽しみの一つになっています。
仏像関連書籍多数の田中ひろみさんの撮影係を申し付けられました。
田中さんはセツ・モードセミナーの先輩であり
最近は墨絵を始められ手ほどきをさせて頂いたこともあります。
夜になると思い思いに動き出し
私は山車の撮影に奔走
綺麗だし、格好いい
でも絵の素材に使い事は、、あるでしょうか。
お土産に七味を購入しました。
口上とともに混ぜ合わせてくれます。
香りがスーパーで買うものとは違います。
来年は、、辰年なので
龍の献灯画になります。
お越しいただいた方、ありがとうございました。
芳名帳にて確認させて頂きました。
今回の展示では比較的シンプルな動物画を中心に展示をしました。
大げさに表現をするイラストと違って、引き算の様な墨絵でした。
たまにはこういうのも良いかと。
制作した冊子「墨デッサン」も好評頂きました。
作って良かったです。
今回会期中にいろいろと用事が重なり
しかもお仕事も五つぐらい重なり
かなり時間に追われる2週間でした。
そして何故か会期終了と共にお仕事も落ち着き
今は比較的穏やかに過ごしています。
来年の1月には同じ出版美術家連盟で
大崎のO美術館と言う所で
連盟75周年記念展を予定しています。
出来ればそこで竜王戦ポスターの絵を展示したいと思い調整中です。
詳細はまたこちらで掲載しますので
よろしくお願いたします。