さて、来年の干支は羊です。
大学生の時羊年の絵を描くのに上野動物園へ行って
たくさん写真を撮り年賀状に描いた記憶があります。
あれから36年。。
もう上野にはメリノ種のヒツジはいません。
相変わらず干支の動物を探す旅に出ています。
ヒツジはちょっとしたふれあい動物園にもいるので
子供と出かけた際などに写真を撮ってあったりします。
メリノ種のヒツジは羊毛の管理が大変なので
ヤギの方が気軽に飼育できるようで
ヤギの方が飼育例は多い気がします。
所で、、干支のヒツジのイメージって何でしょうね。
干支の中で日本にいない動物も多いのですが
羊もやはり日本土着の動物ではありません。
今でこそヒツジと言えば毛がモコモコした動物を思い浮かべますが
あれは欧州で品種改良されたものになります。
原種はアフガニスタンなどに生息するムフロンと言う羊になります。

このムフロンがアメリカ大陸に渡ったものが
オオツノヒツジ、ビッグホーンと呼ばれるものです。

比べるとオオツノヒツジの方が体格が良いですよね。
環境の変化の所為かムフロンの方が小柄で顔つきもヤギに似ている気がします。


オオツノヒツジの方が眼窩が盛り上がって
より広い視野を得ているように見えます。
右のムフロンは「ヤギです」と紹介されたらわからないかも。
そもそもヒツジとヤギって形態的な区別がつくのでしょうか。
毛がモコモコしているから羊?
角が巻いていると羊?
では毛もつのもない状態での違いはどこにあるのか、
そこが見えて来ると羊の絵が描けそうです。
そこで現在のヤギとメリノ種を比較してみます。

写真の角度の違いもありますがメリノ種の方がやはり眼窩の盛り上がりが顕著な気がします。
全体的にヤギの方が細身で口吻も短いでしょうか。

左は毛を刈った状態のヒツジです。
こうなるとますます見分けがつかなくなるとともに
微妙な違いも見えてきます。
羊の方が面長で、牛で言うガンジー種に近い面持ちをしている様に見えます。

こうして角度を変えると両者の頭骨の違いがよくわかると思います。
羊の方が両目の間にへこみがなく
高い位置から鼻梁が伸びているのが分かります。
ヤギは目の位置からすると
少し下がった位置から口吻が伸びています。
で、まぁ
どの羊をモデルにするかは
ムフロンだとあまりに馴染みがないし
オオツノヒツジはアジアには関係がないし
悩みどころではありますが
取り合えずもう少し羊を見て回りたいと思います。